7号食について

7号食を検索してみると多くの実践者の声が書かれていました。


いろんなブログを読んでいると、
自己流で7号食をやっている方もちらほらと...


梅醤番茶や人参ジュースを飲んでいたり、
そばや全粒粉のお菓子を食べていたり...


本来の“ 7号食 ”に加え、他の食も摂っている方がいました。


なんだかせっかく7号食に興味を持ち実践しているのにもったいないな〜と。

7号食の本質を知っていただきたいと感じました。


桜沢如一さんが「7号食は最上」と位置付けたマクロビオティックな食事法。


7号食とは、穀物100%の食事。
つまり、主食である“ 米 ”だけということ。


では、白米でいいのか?となると白米はNG。
お米は玄米です。


なぜかというと、
知っている方も多いと思いますが、玄米と白米の栄養バランスは全く異なります。
玄米のヌカを取り除いたのが白米。
米が白とかいて“ 粕(カス) ”と書きます。
カスです。白米ではカスを食べているということになります。
一番大切な玄米の10%のヌカを取り除いた白米...
この10%のヌカに、多くの栄養が詰まっています。



http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/002/001.pdf
( 五訂増補日本食品標準成分表より )
参考までにご覧ください。



栄養だけではなく、“ いのち ” も詰まっています。
玄米は芽が出るけど、白米では芽が出ない。
生きるチカラさえも違います。

玄米には身体に必要な栄養素がほぼ含まれています。
ただ少し足りないのは、必須アミノ酸であるリジンとメチオニン


この必須アミノ酸を補うのが“ 豆 ”。
昔の素食は理にかなっていたんです。

玄米ご飯に豆の発酵食であるお味噌汁。


玄米と豆は完全栄養食なんです!


よって、7号食中にOKなのは、
「玄米」「ノンカフェインの飲み物」「ごま塩」「無添加の梅干し」です。

ここでポイントは“ 豆 ” を摂らないということです。

なぜかというと、必須アミノ酸を抜くこと。
身体に必要な栄養を少し枯渇させることで、元々持っていた身体のパワーを取戻し、自然治癒力を高めることができます。


しかし、長期間栄養が枯渇していることは問題が生じるので、10日間!
10日間だけ玄米100%の食事を続けます。


この10日間は玄米しか食べないので単一の情報しか身体に与えられません。

日々、間食や夜食することも多い生活スタイルの方が多いのではないでしょうか?
身体の消化器、“ 胃 ” の休む時間も与えられず、あれやこれやと様々なモノがやってきてその処理に追われ、ついには間に合わなくなることも多々あるでしょう。
好きな時に、好きなモノを美味しく食べること。こんな幸せなことはないでしょう。


わざわざそんなルールを与えてまで7号食を行う価値があるのかわからない人も多いのではないかと思います。
これだけたくさんの食で溢れているのだから。...


それでも今、多くの人が実践しているのには訳があります。


無秩序な食事を続けているがゆえに起きる問題。

吹き出物やアトピー、喘息、肥満、冷え性、便秘、糖尿病、高血圧、癌などなど


そんな人生を悔い改めたいと思う方、



人生を変えたいのであれば、

“ 食い改める ”ことが最も重要。

そう教えてもらった!


なんでもてっとり早く、対処療法で治すのは根本的な治療が出来ていないから何度も同じ過ちを繰り返すことでしょう。




そして食い改めるのに最も実感できるのが7号食。
7号食には、マクロビオティック実践の中で感じる苦しみや喜びがすべて詰まっているように感じる。

苦しむ人が多いのは、今まで大好きだった肉や砂糖を断つから。
食べたい欲求を押し殺してまで、我慢することに何の意味があるのか?


一方の喜び。
その欲求を説き伏せ、食への執着から解き放たれること。
何の執着もなければ、我慢する必要がない。

自分自身で人生をコントロールすることが出来るようになる。



これだけ食で溢れている現代から、ここを脱却することは大きな自由を手に入れることが出来るように感じる。


この10日間の短期食事制限には多くのことを学ばせてもらえることができます。

なぜ今までなんでこんなに間食をとっていたのか。
ホントにお腹が空くとはこういうことなのか。
今までとこんなにも身体の質が変わるのか。



自分の身体と向き合う大切な時間が7号食にはあります。



自己流に変えることはもちろん悪いことではないと思います。
しかし、本質を忘れ自己流でやることは果たしてどうなのか!?



人生をも変え、社会をも変えることが出来る7号食。
食を変えれば、よりよい日本になるとぼくは信じます。





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